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【お手軽構築】知識ゼロでOK!Xserver VPS「無料プラン」を完全コピペで構築する手順

こんにちは、中のひとアツです。

「Xserver VPS 無料プラン完全攻略(全3回)」の最終回です。

前回の記事で、黒い画面(SSH)は開けましたか? ここからは、一切の専門用語を使わず、ただ**「指定された場所に文字を貼り付けるだけ」で、Xserver VPS(無料プラン)上に「自分専用VPN」「実験用サイト」**を作り上げます。


目次

Step 0: Xserver側の「関所」を開ける(超重要!)

黒い画面を操作する前に、ブラウザで1つだけ設定が必要です。 サーバーの外側にある「パケットフィルター」の設定を変更して、VPNとWebサイトの通り道を作ります。

  1. Xserver VPSの管理画面(VPSパネル) にログインします。
  2. 「パケットフィルター設定」 をクリックします。
  3. 「パケットフィルター設定を追加する」をクリックし、以下の2つを追加してください。 (※Webサイト用に80と443の2つを開けます)

① VPN用の通り道

  • フィルタ: その他
  • プロトコル: UDP
  • ポート: 51820
  • 許可する送信元IPアドレス: 全て許可

② Webサイト用の通り道 (HTTP、HTTPS)

  • フィルタ: Web
  • プロトコル: TCP
  • ポート: 80,443
  • 許可する送信元IPアドレス: 全て許可

    これらを追加して「設定する」を押したら、ブラウザの作業は終了です。 いよいよ黒い画面(Tera Term / Termius)に戻って、コピペ作業を始めましょう!


    ⚠️ コピペの極意

    この作業では、以下のルールだけ覚えておいてください。

    1. コピーする: この記事の「グレーの枠」の中身をコピーします。
    2. 貼り付ける: 黒い画面に貼り付けます。
      • Windows (Tera Term): マウスを右クリックすると貼り付きます。
      • Mac (Termius): Command + V で貼り付きます。
    3. 実行する: 貼り付けたら Enter キーを押します。

    Step 1: サーバーの中身を最新にする

    まずは準備運動です。 以下の文字をコピーして、黒い画面に貼り付けて Enter キーを押してください。

    sudo apt update && sudo apt upgrade -y
    

    (もしパスワードを聞かれたら入力してください。入力中は画面に何も表示されませんが、そのまま打ってEnterでOKです)


    Step 2: 自分専用VPN「WireGuard」を作る

    カフェのWi-Fiなどを安全に使うためのVPNを作ります。 面倒なファイルの編集作業は、すべて以下のコマンドが自動でやってくれます。

    1. 必要なツールを入れる

    以下の1行をコピーして、貼り付けて実行(Enter)してください。 (念のため iptables も明示的にインストールします)

    sudo apt install wireguard qrencode curl iptables -y

    2. 鍵と設定ファイルを「全自動生成」する

    ここが魔法のステップです。 以下の長いブロックをすべてまとめてコピーして、黒い画面に貼り付けて実行してください。 (一瞬でサーバーとiPhone用の設定ファイルが完成します)

    # 鍵の生成
    umask 077
    wg genkey | tee server_private.key | wg pubkey > server_public.key
    wg genkey | tee iphone_private.key | wg pubkey > iphone_public.key
    
    # IPアドレスの取得
    SERVER_IP=$(curl -s ifconfig.me)
    
    # サーバー用設定ファイル(wg0.conf)の作成
    # PostUpの部分で、インターネット接続用の中継設定(NAT)を入れています
    cat <<EOF > wg0.conf
    [Interface]
    PrivateKey = $(cat server_private.key)
    Address = 10.0.0.1/24
    ListenPort = 51820
    PostUp = iptables -A FORWARD -i wg0 -j ACCEPT; iptables -t nat -A POSTROUTING -o ens3 -j MASQUERADE
    PostDown = iptables -D FORWARD -i wg0 -j ACCEPT; iptables -t nat -D POSTROUTING -o ens3 -j MASQUERADE
    SaveConfig = true
    
    [Peer]
    PublicKey = $(cat iphone_public.key)
    AllowedIPs = 10.0.0.2/32
    EOF
    
    # iPhone用設定ファイル(iphone.conf)の作成
    cat <<EOF > iphone.conf
    [Interface]
    PrivateKey = $(cat iphone_private.key)
    Address = 10.0.0.2/32
    DNS = 8.8.8.8
    
    [Peer]
    PublicKey = $(cat server_public.key)
    Endpoint = $SERVER_IP:51820
    AllowedIPs = 0.0.0.0/0
    PersistentKeepalive = 25
    EOF
    
    # 設定の配置
    sudo mv wg0.conf /etc/wireguard/
    

    3. ネットワーク設定と起動

    以下のブロックをまとめてコピーして貼り付けて実行してください。 (IPフォワード設定を確実に有効化し、ファイアウォールを開けます)

    Bash

    # IPフォワード(中継機能)をONにする
    echo "net.ipv4.ip_forward=1" | sudo tee -a /etc/sysctl.conf
    sudo sysctl -p
    
    # ファイアウォールの設定
    sudo ufw allow 22/tcp
    sudo ufw allow 51820/udp
    yes | sudo ufw enable
    
    # WireGuardの起動
    sudo systemctl enable wg-quick@wg0
    sudo systemctl start wg-quick@wg0
    

    4. iPhoneの設定(QRコード編)

    準備が整いました!iPhoneのWireGuardアプリを開いて、「+」ボタンを押す準備をしてください。

    コツ: QRコードが崩れないように、PCの画面(Tera Term等のウィンドウ)をできるだけ大きく広げてから実行してください。

    qrencode -t ansiutf8 < iphone.conf

    黒い画面に表示されたQRコードを、アプリの「QRコードから作成」で読み取れば完了です! (スイッチをONにして、ネットに繋がれば大成功です!)

    🚨 QRコードが読み取れない場合(救済策)

    「QRコードが崩れてしまう」「背景が白くて読めない」場合は、無理せず以下の方法を使ってください。

    1. PCで以下のコマンドを実行し、設定の中身を表示します。cat iphone.conf
    2. 表示された文字([Interface] から始まる部分すべて)をコピーします。
    3. 自分宛のメールやLINE、クラウドメモ(Keep/Notes)などに貼り付けてスマホへ送ります
    4. iPhoneでそのテキストをコピーします。
    5. WireGuardアプリの「+」→「クリップボードから作成」を選べば一発で完了です!

    Step 3: 実験用Webサイトを作る

    本番環境(atsublo.net)と同じWebサーバーソフトを入れて、テスト環境を作ります。

    1. インストールと通信許可

    以下の文字をコピーして、貼り付けて実行してください。 (Webサーバーを入れるのと同時に、通信の通り道も空けておきます)

    sudo apt install nginx apache2-utils -y
    sudo ufw allow 'Nginx Full'
    sudo ufw reload
    

    2. 自分しか見れないように鍵をかける

    テスト環境が他人に見られないようにパスワードを設定します。 以下の文字をコピーして、貼り付けて実行してください。

    sudo htpasswd -c /etc/nginx/.htpasswd admin
    

    (※コマンド実行後にパスワードを2回聞かれます。好きなパスワードを入力してください)

    3. 設定ファイルを作る

    ここだけは手動で貼り付けます。 nano(ナノ)という編集ツールを使います。保存方法は Ctrl+O、終了は Ctrl+X です。

    以下の1行を貼り付けて実行してください。

    sudo nano /etc/nginx/sites-available/default
    

    画面が変わったら、矢印キーで下の方へ移動してください。 location / { と書かれた場所が見つかるはずです。そのカッコ { } の中に、以下の2行を貼り付けます。

    【貼り付ける内容】

        auth_basic "Restricted Access";
        auth_basic_user_file /etc/nginx/.htpasswd;
    

    貼り付けたら、保存して終了します。

    1. Ctrl + O を押す → Enter を押す
    2. Ctrl + X を押す

    最後に再起動します。以下の1行を貼り付けて実行してください。

    sudo systemctl restart nginx
    

    これで、ブラウザからサーバーのIPアドレスにアクセスすると、IDとパスワードを求められるようになります! (※IPアドレスでのアクセスのため「保護されていない通信」と出ますが、実験用なのでOKです!)

    🔑 ログイン情報

    • ユーザー名: admin
    • パスワード: さきほど自分で決めて入力したパスワード

    最重要:無料プランの「掟」を守る

    これで、あなただけの「デジタル秘密基地」が完成しました。お疲れ様でした!

    最後に、この環境を維持するための一番重要な作業です。 この無料サーバーは、「更新忘れ」で即削除されます。

    1. 今すぐスマホを取り出す。
    2. カレンダーアプリを開く。
    3. 「3日ごと」に「VPS更新ボタンを押す」という予定をリピート登録する。

    この「ログインボーナス」さえ忘れなければ、あなたは永遠に無料でこのサーバーを使い続けられます。この後はwordpressを入れるなり色々と楽しみはいっぱいです。 それでは、快適なサーバーライフを!

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