【脱・テンキー】トラックボールにしたら「幅」が邪魔になった。Keychron K5 Max(茶軸)から『K1 Max(赤軸)』へ乗り換える決断

こんばんは、中のひとアツです。

前回の記事で、トラックボール『MX Ergo S』と自作の40度傾斜スタンドを導入し、小指球の摩擦から解放されたお話をしました。
手首の位置が完璧に固定され、私のデスク環境はついに完成した……はずでした。

しかし、デバイスを物理的に「一切動かさない」運用に徹したことで、新たな問題が浮き彫りになりました。

それが、キーボードの「テンキー」を飛び越えてトラックボールへ手を伸ばす移動の面倒くささです。

この記事では、私がなぜ愛用していたテンキー付きの『Keychron K5 Max』を自宅デスクから退場させ、テンキーレスの『K1 Max』をポチってしまったのか、その「効率化という名の物欲」についてお話しします。


目次

1. トラックボール導入で浮き彫りになった「8cm」の壁

一般的なマウスを使っていた頃は、無意識のうちにマウスを手前に引き寄せたり、腕全体を動かしてキーボードとの距離を微調整したりして、動線をカバーしていました。

しかし、手首の位置を固定して使うトラックボールではそうはいきません。

私が現在愛用している『Keychron K5 Max』は、テンキーを備えたフルサイズ(100%レイアウト)のモデルです。
この右側にあるテンキーの分だけ、トラックボールは物理的に外側へ追いやられます。

その距離、約8〜9cm

文字入力のホームポジションからトラックボールへ手を伸ばすたびに、この「使わないテンキーの幅」を飛び越えなければならない。
1日に数百回繰り返すこの移動が、次第に猛烈な「手間のノイズ」として気になるようになりました。

自宅での作業において、テンキーを使う場面はほぼありません。

「使わないキーのために、なぜ毎回手を遠くまで伸ばさなければならないのか?」

この純粋な疑問と効率化への渇望が、新たなキーボードを求める決定打となりました。


2. Keychron K5 MaxからK1 Maxへ。あえてサイズを下げる決断

そこで計画したのが、自宅環境の「完全テンキーレス(TKL)化プロジェクト」です。
今回導入を決めた『Keychron K1 Max』は、テンキーを排した「80%レイアウト」のモデルです。

【レイアウトによる物理的な差】

モデル名レイアウト特徴とトラックボールとの相性
K5 Max100%(テンキーあり)数字入力には最強だが、横幅が長くトラックボールが遠くなる。
K1 Max80%(テンキーなし)横幅が約9cm短縮され、トラックボールを身体の正面に近づけられる。

物理的な横幅が短くなることで、ホームポジションからトラックボールへの移動距離が最短化されます。
これは単なるデスクの省スペース化ではなく、「無駄な手の移動を削ぎ落とすための動線最適化」という戦略的な選択です。

Keychron K5 Maxと MX Ergo S を並べた写真
この配置から
Keychron K5 Maxと MX Ergo S を並べた写真 理想の配置場所
この配置にしたい

3. 職場と自宅を最適化する「玉突き人事」計画

とはいえ、最高の打鍵感を持つK5 Maxをただ箱にしまって眠らせるのはあまりにも勿体ない。
そこで、私の環境を活かした「適材適所」の配置転換を行います。

  • 【会社用】K5 Max(Windows):会社ではExcelなどの数値入力が多いため、テンキーの恩恵を最大化できる。
  • 【自宅用】K1 Max(Mac):自宅はブログ執筆やブラウジングがメイン。テンキーを捨て、最短の動線を優先。

この見事な「玉突き人事」によって、職場と自宅の両方の作業効率を同時に底上げするのが今回の狙いです。


4. 軸選びの妥協と「スピード優先」の実務的判断

キーボードを新調するにあたり、もうひとつの大きな変更点が「キースイッチ(軸)」です。

これまでは適度なクリック感がある「茶軸」を好んで使用してきましたが、今回はより指への抵抗が少ない「赤軸」へのスイッチを決断しました。

【ロープロファイルGateronスイッチの特性】

スイッチ種類特徴適した用途
青軸 (Clicky)カチャカチャとした明快な音と強いクリック感。打鍵感を楽しみたい人向け(※騒音注意)。
茶軸 (Tactile)コクッとした押し下げ感。打鍵感と静かさの万能型。バランス重視。現在私がK5 Maxで使用中。
赤軸 (Linear)クリック感がなくスッと沈む。最も静かで滑らか。長時間の高速タイピングや夜間作業向け。

自宅での執筆作業は夜間に及ぶことも多いため、今回は茶軸よりもさらに静音性に優れ、滑らかに打てる赤軸を選択しました。

100点を待つより、80点で今すぐ環境を改善する

実は、私の理想のスペックは「White LED × 静音性の高い赤軸 × かな刻印なし」でした。
しかし、この組み合わせは公式ショップでも長らくSOLD OUT状態でした。

入荷を待つという選択肢もありましたが、テンキーを飛び越える煩わしさは今すぐ解消したい。

「100点満点の理想の個体が到着するのを待つより、80点の現物を即導入して物理的な『距離』の問題を解決する」

これが、ガジェットを道具として使い倒す実務家の判断です。

今回は中古市場で「通常の赤軸・JIS配列」の個体を確保しました。
あえてJIS配列を選んでいるのは妥協ではなく、Mac環境における「英数・かな」キーの快適な切り替えと、記号入力がキートップの印字と一致する整合性を重視したためです。
執筆において、記号入力で思考を止めるストレスは最小限にすべきだと考えています。


【まとめ】無駄な移動の排除と、デスク最適化の連鎖

K1 Maxの到着を待つ今、私が最も期待しているのは「ゼロ距離の快適さ」です。

テンキーがなくなることで、MX Ergo Sを今より約9cm左(内側)に寄せられます。
これまでは「外側へ手を伸ばす」感覚でしたが、導入後は「手を横にスライドさせるだけ」でボールに指が届くはずです。

手首の摩擦を防ぐためにトラックボールを選び、そのトラックボールの動線を最短にするためにテンキーレスの物欲を満たす。
この連鎖的な最適化こそが、自作デスク環境構築の最大の醍醐味です。

次回は、いよいよK1 Maxが到着!実際のサイズ比較や赤軸の打鍵感、そして「動線はどれくらい快適になったのか?」について、徹底的にレビューしたいと思います。

▶ 次の記事:[トラックボール派の最適解!Keychron K1 Maxレビュー|手首固定で気づいた「距離」とテンキーレスの必要性]

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